「SESって、結局どこまで続けるんだろう」——客先常駐を5年続けた僕が、社内SEに転職して丸1年が経ちました。年収は130万円アップ、残業は激減。でも良いことばかりじゃなかったのが正直なところです。


💼 SES時代の5年間、こんな働き方でした

🏢 客先常駐のリアルな日常
📌 SES(システムエンジニアリングサービス)で5年間、客先常駐を続けていました。平均すると1年〜1年半で現場が変わるサイクルで、5年間で4つの現場を転々としました。
🕐 朝は満員電車に揺られて客先のオフィスへ出勤。場所は配属先次第なので、片道1時間半かかる現場もありました。自分で通勤先を選べないのは地味にストレスでした。
📋 業務内容は現場によってバラバラです。運用保守でExcelの台帳管理をひたすらやる現場もあれば、開発がメインの現場もありました。ただ、どの現場でも「お客さん」という立場は変わらない。社内ミーティングには参加できず、重要な意思決定の場から外されるのが当たり前でした。
💰 年収と待遇の現実
💸 SES5年目の年収は約380万円でした。都内で一人暮らしだと、正直カツカツです。ボーナスは年2回で合計2ヶ月分。昇給は年に数千円程度で、「このペースだと10年後も大して変わらないな」と漠然と感じていました。
⏰ 残業は現場によりますが、平均すると月30〜40時間。忙しい現場だと月60時間を超えることもありました。みなし残業込みの給与だったので、残業代がフルでつくわけでもなく、「働いた分だけ損している」感覚が常にありました。
📈 スキルアップの壁
🔧 SESで一番もどかしかったのは、スキルアップが現場ガチャに左右されること。開発バリバリの現場に配属されればスキルは伸びますが、運用保守メインの現場だと1年間ほとんど成長を感じられません。
📝 自分で「次はこういう技術を使いたい」と営業に伝えても、結局は「空いている案件」に押し込まれることがほとんど。キャリアの方向性を自分でコントロールできない感覚は、年を重ねるごとに焦りに変わっていきました。
🔄 転職を決めたきっかけ——離婚後の心境変化

💔 20代で離婚して気づいたこと
📖 ここはあまり詳しく書くつもりはなかったんですが、転職のきっかけを話す上で避けては通れないので触れておきます。
💍 20代後半で結婚して、30歳になる前に離婚しました。理由は色々ありますが、一言でまとめると「生活のすれ違い」です。SESで残業が多く、現場が遠いときは帰宅が22時を過ぎる日もザラ。休日も疲れて寝てばかりの僕に、元妻が愛想を尽かしたというのが正直なところです。
🏠 離婚後、一人暮らしのワンルームに戻って天井を眺めながら思いました。「このままSESを続けて、10年後に何が残るんだろう」と。年収は上がらない。スキルも現場次第。プライベートの時間もない。離婚がなければ、たぶん僕はまだSESを続けていたと思います。
🚀 「変わるなら今しかない」
🔥 離婚して半年くらい経った頃、ようやく気持ちが落ち着いてきて「次は何をすべきか」を考え始めました。まず思ったのは、働き方を根本から変えないと、同じことの繰り返しになるということ。
📱 転職エージェントに登録して、「社内SE」というポジションがあることを知りました。事業会社の情報システム部門で、自社のシステムを企画・運用する仕事です。客先常駐ではなく自社勤務。残業も比較的少ない。「これだ」と思いました。
📊 転職活動は3ヶ月ほどで、書類選考12社・面接6社・内定2社。最終的に、従業員500名規模のメーカーの情シス部門に入社が決まりました。
📊 社内SEに転職して変わったこと

💰 年収の変化——130万円アップの内訳
📈 一番わかりやすい変化は年収です。SES時代の380万円から、社内SEに転職して年収510万円になりました。130万円アップです。
📊 SES時代 vs 社内SE 年収比較
| 項目 | SES時代 | 社内SE(現在) |
|---|---|---|
| 💰 基本給(月額) | 23万円 | 30万円 |
| 🎁 ボーナス | 年2ヶ月(約46万円) | 年4ヶ月(約120万円) |
| ⏰ 残業代 | みなし残業込み | 全額支給 |
| 📊 年収(総額) | 約380万円 | 約510万円 |
| 🏠 住宅手当 | なし | 月2万円 |
| 📚 資格手当 | 合格時一時金のみ | 月額支給あり |
🏆 特に大きかったのはボーナスの差です。SES時代は年2ヶ月が精一杯でしたが、事業会社は業績連動で年4ヶ月。これだけで年間70万円以上の差がつきます。
💡 あと、残業代が1分単位で全額支給されるのも大きい。SES時代はみなし残業30時間込みだったので、30時間までは「タダ働き」でした。今は残業すればした分だけ支給されるので、納得感が全然違います。
⏰ 残業・働き方の変化
📉 SES時代は月平均35時間だった残業が、社内SEになってからは月平均10〜15時間に減りました。繁忙期(年度末のシステム更改など)は月30時間くらいになることもありますが、SES時代のような常態的な長時間残業はなくなりました。
🏠 リモートワークも週2日認められていて、通勤時間を含めると1日あたり2〜3時間は自由な時間が増えた計算になります。この時間で資格の勉強をしたり、ジムに通ったり、自炊をしたり。離婚後の一人暮らしだからこそ、この時間の余裕は本当にありがたいです。
🌅 定時退社できる日は18時過ぎに会社を出て、19時前に帰宅。SES時代は「20時に退社できたら早い方」だったので、感覚が全然違います。
🛠️ スキル面の変化
📚 社内SEになって一番変わったのは、「上流工程」に関わる機会が圧倒的に増えたことです。SES時代は言われたものを作る・運用するのがメインでしたが、今は「何を作るか」「なぜ作るか」から考える立場です。
🤝 ベンダーとの折衝、要件定義、予算策定、経営層への提案——SESでは経験できなかった仕事が次々と降ってきます。最初は「こんなのエンジニアの仕事じゃないだろ」と戸惑いましたが、1年経った今ではビジネスとITをつなぐ役割にやりがいを感じています。
⚠️ ただし、コードを書く機会は激減しました。SES時代は現場によっては毎日コードを書いていましたが、社内SEの仕事はExcelやPowerPointでの資料作成、ベンダー管理、社内調整がメインです。「手を動かしてモノを作りたい」タイプの人は、ここがストレスになるかもしれません。
👥 人間関係の変化
🏢 SES時代は現場が変わるたびに人間関係がリセットされていました。1年かけて信頼関係を築いても、契約が切れたらゼロからやり直し。「どうせまた離れるんだから」と、必要以上に踏み込まない付き合い方をしていた気がします。
🤝 社内SEになってからは、同じチームのメンバーと長期的に関係を築けるようになりました。困ったときに気軽に相談できる同僚がいるのは、想像以上に心強い。SES時代は「自分一人で何とかしなきゃ」と思い込んでいましたが、今はチームとして仕事ができている実感があります。
🍺 飲み会の雰囲気も全然違います。SES時代の飲み会は「お客さんに失礼のないように」と気を使う場でしたが、今は純粋に楽しめる。些細なことですが、この差は日々の満足度に直結します。
🤔 転職して1年経って思うこと
基本給・ボーナス・手当の差で、生活に余裕ができた。離婚後の立て直しに大きく貢献。
⏰ 残業が月35h→15hに半減
定時退社が当たり前になり、自分の時間を取り戻せた。ジムや自炊の習慣もここから始まった。
🏠 リモートワークで通勤ストレス激減
週2日の在宅勤務で、片道1時間の通勤が週2回なくなるだけで体力的にもメンタル的にも楽。
📈 上流工程の経験でキャリアの幅が広がった
要件定義やベンダー管理など、SESでは触れなかった領域を経験できている。
👥 長期的な人間関係が築ける安心感
同じチームで継続的に働けることが、精神的な安定につながっている。
手を動かす開発作業は減り、資料作成・調整業務がメイン。技術力の低下が心配になることも。
⚠️ 社内政治が意外と面倒
各部署の利害関係を調整する場面が多い。「技術的に正しいこと」が通らないストレスがある。
⚠️ 「何でも屋」になりがち
PCの初期設定からネットワーク障害対応まで、ITに関することは何でも振られる。ヘルプデスク的な業務が想像以上に多い。
⚠️ 最新技術に触れる機会が減った
安定稼働が最優先の社内システムでは、新しい技術を導入するハードルが高い。SES時代の方が多様な技術スタックに触れていた面もある。
💬 これから転職を考える人へ






📝 まとめ——SESから社内SEに転職した1年を振り返って

📖 SESから社内SEに転職して1年。振り返ると、「転職してよかった」と心から思える1年でした。
💰 年収は130万円上がり、残業は半分以下になり、リモートワークで時間の余裕もできた。人間関係のストレスも大幅に減って、QOLは間違いなく上がっています。
⚠️ 一方で、コードを書く機会が減ったこと、社内政治の面倒さ、「何でも屋」化する問題は覚悟しておいた方がいい。社内SEは「楽な仕事」ではなく、「種類の違う大変さ」がある仕事です。
💔 僕の場合、離婚がきっかけで「人生を変えなきゃ」と動き出しました。正直、あのつらい経験がなければ転職する勇気は出なかったと思います。でも今は、あの決断が自分の人生を前に進めてくれたと感じています。
🔥 SESで働いている方の中にも、「このままでいいのかな」と思っている人は多いはず。転職を煽るつもりはありませんが、「選択肢は他にもある」ということだけは知っておいてほしいと思っています。







